2012年9月3日月曜日

日本心理学会第76回大会でのワークショップ

今年の日本心理学会第76回大会(専修大学)で、以下のワークショップを企画しています。もしよろしかったら、ぜひご参加ください。

9 月11日(火) 15:30~17:30
WS035  幸福感研究の多面性-社会構造、対人的側面、神経基盤-
企画者:石井 敬子 (神戸大学)
企画者:内田由紀子 (京都大学)
司会者:内田由紀子 (京都大学)
話題提供者:大石 繁宏# (ヴァージニア大学)
話題提供者:内田由紀子 (京都大学)
話題提供者:松永 昌宏 (生理学研究所)
指定討論者:大平 英樹 (名古屋大学)
指定討論者:石井 敬子 (神戸大学)

企画趣旨
かつてある小説家は、「何が幸福をもたらすのかを探し求めたら、決して幸せになれない」と述べた。にもかかわらず、幸福とは何か、幸福はどこからくるのか、誰が幸福なのかといった問いは、時代や文化を超え、普遍的に存在し続けている。こうした問いに答えることを目的とした幸福に関する実証研究はこの数十年の間に急速に進み、その結果、幸福感に寄与する個人内の要因や対人関係の有り方、社会経済的地位や収入およびそれらの格差との関連について深い理解が得られてきている。また、近年ではGDPに代わる社会的成長の指標として注目を集めており、幸福は個人のみならず社会の目標といっても過言ではない。本ワークショップでは、幸福に関する研究の多面性に焦点を当てる。社会構造、対人的側面、個人の神経基盤に注目した話題提供とそれらに対する指定討論を通じ、社会科学の諸分野や神経科学における今後の幸福感研究の可能性について議論したい。

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