2008年12月27日土曜日

仕事納め

どうしても年末までにやっつけなければいけなかった分担執筆をようやく一通り書き上げました。昔何かの足しにといろいろ書きためていたのが役に立ったのですが、ああ、今はそのように書きためる時間が全くなくて昔の貯金を切り崩しているなあとつくづく思いました。何しろ今年は「非常勤のための自転車操業」というのが本当に痛かった・・・というか、自転車操業になってしまったのがそもそもの大失敗でした。来年はその辺のことがなくなるので少しは楽になるかと淡い期待をかけています。
今月に入って、面倒を見ていた学生が卒論を提出したのと、今年最後の仕事として分担執筆の件をやっつけたのに加え、研究室の人々との翻訳本の原稿を出版社に送り出し、そして論文が1本officialではないけどともかく採択になりました。何となく毎年「3勝12敗」といった感じですが、ともかく3つ勝ったことをpositiveに捉え、来年こそ「8勝7敗」に持ち込みたいなと思います。ここにもう少し色々なことが書けるよう、精進したいものです。

2008年12月24日水曜日

卒論提出

指導している学生のうち4年生の3人が卒論を提出しました。おめでとう!

2008年12月9日火曜日

京都、そして訃報

未だに学部生のときにやっていたStroopをまだやっているのか?と半ば驚嘆、半ば呆れ気味に某カナダの文化心理学者に言われたことがあります。そしてそれから2、3年経った現在も未だにやっているわけです。社会心理学会のワークショップで話した内容のフォローアップ+αを細々とやっているのですが、北海道ではいろいろと不都合があり(都合がいい場合もあるのですが・・・)、京都に行ってデータ収集をしてきました。京大の皆さん、お世話になりました。
滞在中、たまたま下條先生のトークを聞くチャンスがあり、改めてmere exposureはおもしろい!と思っていたところ、その直後、Zajoncの訃報を耳にしました。5年前になりますが(遠い目・・・)、一度、我々の21COEの国際シンポにも来てくれました。そのときも含め、Zajoncのmere exposureに関するトークを2、3回聞いたことがあるのですが、何度聞いてもおもしろかったなあ。落語を聞いておもしろいのと似た趣でおもしろかったので、名人芸という感じでした。

2008年11月16日日曜日

北海道心理学会

11月23日に開催される北海道心理学会第55回大会において、私と一緒に研究をやっている間山さんが発表します。「表情変化の知覚に関する日米比較研究―内・外集団ラベル付けによる効果の検討―」というタイトルで、内容は、こないだの社会心理学会で発表したもの+フォローアップの実験です。早く論文にしなきゃいかんなあと思いつつ、雑務に追われ時だけが流れていく。嗚呼。

2008年11月5日水曜日

日本社会心理学会第49回大会終了

鹿児島から極寒?の札幌に戻ってきました。コートがないまま雪の舞う空港に降り立ち、そのまま非常勤先へというのは、かなりつらい展開でした・・・。
学会でのワークショップには、最終日の最後の時間帯だったにもかかわらず、多くの方々に出席していただきました。どうもありがとうございました。自分の発表は時間配分を間違え、ちょっといまいちでしたし、また質疑応答もうまくさばけなかった気がしますが、会そのものがそれなりに盛り上がったことにほっとしているところです。
間山さんのセッションは、参加者の人数が少なかったのが残念ですが、初めての学会発表にしてはかなり上出来だったのでは。一方、見ている私はきっとかなり落ち着いていなかったと思うので、次から気をつけようと思います。

2008年9月30日火曜日

GCOE院生セミナー

明日(10月1日)のグローバルCOE院生セミナーにおいて、私と一緒に研究をやっている間山さんが話題提供します。内容は、表情知覚における比較文化研究についてです。

2008年9月23日火曜日

日本心理学会第72回大会終了

日本心理学会第72回大会@北大が終わりました。自らが企画したワークショップは立ち見の方もいらっしゃり、盛況だったようです。どうもありがとうございました。個人的には正直なところ(自身の発言と場をうまく展開できなかったことに対する)もやもや感があるのですが、講座の院生の何人かに尋ねたところ、彼らは非常に満足してくれたようだったので、その点はともかくよかったと思います。

それにしても天気が非常によかったですね。残念なことにどうもこの先、ひたすら寒くなっていくようです。物悲しい季節が近づいてきました。

その翌日は、Kevin McCabe氏を迎えたインフォーマルなワークショップがあり、ミシガンにいた頃、彼の学生でもあったMaryと一緒にやった実験をポスター発表しました。審査中のこの実験の論文がうまくいくといいんですけどね。

そういえば、今月始めに締め切りが来て、提出した書評がもう少しすると社会心理学研究に掲載されるようです。もう少し気の利いたことを書けるようになりたいものです。

2008年9月15日月曜日

発表予定

自主的移民と独立的エートス:北海道における幸福感の予測因
石井敬子・北山忍・内田由紀子
9/19/2008 15:30-17:30
日本心理学会第72回大会@北海道大学

社会的認知の脳内基盤とその社会・文化拘束性:事象関連電位によるアプローチ
石井敬子(企画、司会、指定討論)
9/20/2008 15:30-17:30
日本心理学会第72回大会@北海道大学
これは、今年の5月に企画したCultural Neuroscienceシンポジウムのスピンオフ?企画。こうした思いつき企画は自分の首を絞める・・・のではなく、今後、何か良いことをもたらしてくれることでしょう。

表情変化の知覚に関する日米比較実験
間山ことみ・石井敬子・宮本百合・Paula Niedenthal
11/2-3, 2008
日本社会心理学会第49回大会@かごしま県民交流センター

文化と認知研究の現在と今後の展望
石井敬子(企画、話題提供)
11/2-3, 2008
日本社会心理学会第49回大会@かごしま県民交流センター
内田さん@京大との共同企画。