自身の「エンスト」により、しばし休憩。ネットに接続しない数日間は、異なったライフスタイルを余儀なくされ、いつもより長く感じられた。久々に中島敦に触れ、「李陵」や「名人伝」といったお気に入りと比べいまいちだなと思っていた「山月記」や「文字禍」も案外よいことに気づき、そして大学生の頃はほぼ制覇していたのに、近年はすっかり魅力を感じなくなっていた沢木耕太郎の最近の作品を一気に読んで、昔と同様の読後感にひたっていた。もしかするとエンストで随分とやられていたから、何でもおもしろく読めてしまっただけかもしれないけど。
中島敦 (KAWADE道の手帖)
沢木耕太郎「凍」
0 件のコメント:
コメントを投稿